grue paradox

grue paradox

高校生の小論文添削をしていたので、出題分野の当時の必読書、課題文となった本や、興味のままに手にとった本をおいています。
そして家族の「確かに読んだのだけど、もう他のだれかのところへ行ったほうがいいと思う本」もこのひと棚の本を巡らせる仕組みに乗せています。

Grue Pradoxという店名は 発案したネルソン・グッドマンのロジカル・シンキングや二択的思考への批判、芸術へのかかわりにあやかってつけました。

▼ おすすめ本 ▼

世界を、こんなふうに見てごらん /日高敏隆 著/  集英社

世界を、こんなふうに見てごらん /日高敏隆 著/ 集英社

動物行動学者、日高先生による若い学問を志す人のために書いた一連のエッセイと講演がまとめられた本。研究者のエッセイになぜか惹かれます。「真理があると思っているよりは、みなイリュージョンなのだと思い、そのつもりで世界を眺めてごらんなさい。」と、いきものと自然の見つめ方を説くだけでなく、その中の一種類としての人間の見つめ方も説かれているのです。学問を目指さなくとも再び魔法の時代となった今を生きるすべての人に。